October.27.2021

【10/23(土)実施】防災講座~熊本から学ぼう!災害とボランティア~

セミナー

Date:10.23(土)  
Place:

10月23日(土)に防災講座~熊本から学ぼう!災害とボランティア~をオンラインにて実施し、5名 が参加しました。

ボランティア支援室では、毎年のように発生している自然災害に対して、学生の災害や防災に対する意識を高めるきっかけづくりを目的に、今年度は年間的に事業を展開しています。
第二弾となる本講座は、震災から5年が経つ熊本から講師をお呼びして、熊本地震の当時のお話を聞くことで、災害ボランティアに関心を寄せる機会として開催いたしました。
講師には熊本市社会福祉協議会の宮原栄志氏をお招きし、リモートでの講演を行っていただきました。

講座は、前半は講義、後半はグループワークにわけて行いました。
前半の講義では、熊本地震当時の状況について、災害ボランティア活動について、そして災害ボランティア活動への支援についての3つについてお話いただきました。
災害ボランティア活動については、被災者の自立と生活再建を支援することを目的とした「災害ボランティアセンター」での活動について、当時ボランティアに駆けつけた学生との活動の様子にも触れながらお話いただきました。災害ボランティアと聞くと被災されたお宅へ赴き、家の片付け等のお手伝いをすることをイメージされるかもしれませんが、ボランティアに駆けつけた方を受付することや、活動に参加する前のオリエンテーション、活動に必要な資材の管理など、災害ボランティアセンターの中でも様々な役割があり、それを担うスタッフを求められていることがあります。熊本地震の際は、それらの役割を社会福祉協議会の職員と共に、多くの学生ボランティアの方々が担い、活躍されたというお話がありました。

後半では、参加学生同士で前半の講演の感想共有や、講師への質問について、まずは話し合う場を設けました。その後、全体へ戻り、感想の共有や質疑応答の時間を設けました。参加学生からは「水害などによる水の恐ろしさ、逆に被災した際の飲み水や手洗い等の水の大切さの両方を知った」「災害ボランティアのイメージが力作業ばかりだと思っていたが、別の形での関わり方もあると知った」といった感想が寄せられました。
質疑応答では「コロナ禍のため、遠方の地域で災害があった際に、なかなか現地へ駆けつけられない状況の時に、何ができるのか」という質問に対して、「まずは、一度立ち止まって、自分にできることは何か、何ができるか考えることも大事」とお答えいただきました。

 

 

終了後のアンケートでは、「日常の中で普通に何気なく使って捨てるものでも災害時には地域の人をつないであげる、コミュニティーをつくることに役立つということが印象に残りました。これから周りにあるものを大事にし、今後自分の地域で起こる可能性のある災害は何があるか確認し、対応すべきだと考えました。」「実際に現場で活動されていた方がスライドや写真を用いて詳しくお話くださる形式で、その後のグループワークでは参加者同士の感想などを共有出来る場面があってとても良い講座だったと思います。」といった感想が寄せられ、災害に対してじっくりと考える時間になったようです。

今後の防災事業としては、学生によるイベントを予定しています。既に京田辺校地では、同志社ボランティアネットワーク(V-NET)の合同企画による「キャンパスで地震が起きたらどうする!?」というイベントが11/6(土)に開催予定です。キャンパス内で被災した際の避難について、また、起震車による大きな揺れの体験などが予定されています。
詳細やお申込みについては、こちらのページよりご確認ください。