February.17.2017

【2月10日(金)】V-NET京田辺主催「防災企画」を開催いたしました。

セミナー

防災企画

Date:2.10(金)  
Place:京都市市民防災センター

2月10日(金)、V-NET京田辺主催「防災企画」を開催いたしました。

これは、京田辺校地の同志社ボランティアネットワーク(通称V-NET)に所属する、ASUVID京田辺とGlobalBaton for Ishinomakiがボランティア支援室と共同で開催した企画です。

※ASUVID京田辺・GlobalBaton for Ishinomakiの詳細については、こちら

内容としては、京都市市民防災センターにて、災害体験やワークショップを通じて、災害が発生した時のための日頃の準備から、実際に災害が発生した時の対処までを考えるものになっています。今回は、7名の本学学生が両校地より参加いたしました。

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まず、運営学生より本日の主旨を説明してから、施設の方より市民防災センターについてオリエンテーションがありました。

その後、震度7まで体験できる地震体験、ホテルでの火災を想定して煙の中を進む避難体験、阪神・淡路大震災と東日本大震災の地震メカニズムと教訓や対策を見られる映像体験をしました。

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その体験を経た上で、次のワークショップでは、まず「地震が発生したら困ること」を資料でシミュレーションしながら、4人1グループに分かれて、話し合ってもらいました。

出てきた意見の中では、ライフラインに注目が集まり、次のテーマでは「水がないと何が困るか」を考えて、予防策と対策を考えてもらいました。

飲み水やトイレ・お風呂が困るといった意見や、消火活動が困るといった意見も出て、予防策や対策として「水を事前に準備しておく必要がある」や「川の水を使ったり、砂など代用できるものを用意する」などの意見が出ました。

また、長期的なスパンで見たときに人間関係で困ることも意見としてあがっていたので、後半は「人間関係や相互扶助の面で何が困るか」を予防策と対策も含めて、考えてもらいました。

こちらでは、家族や友達と会えなくなったり、PTSDやフラッシュバックなど精神的なものが残ったり、学業が中断されたり未来が見えなかったり、犯罪やいじめ、また外国人や高齢者、障がい者への配慮など、さまざまな意見が出てきました。予防策や対策としては、集合場所を事前に決めておいたり、伝言ダイヤルの使用など実用的なものから、普段からの近所づきあいや励ましあって乗り越えていくなどの、意見が出ました。

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最後に、施設の方より阪神・淡路大震災の教訓をお話いただきました。地震後の対策も大切だが、まずは命が助かることを優先にと、メッセージいただきました。できるだけ助かるために、日頃から準備しておくことが重要です。

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運営をおこなった学生たちからは、「防災について考えるきっかけが提供できたこと。またこの学びを通じて、普段希薄になっている地域の人付き合いなど見直し、積極的に関わりを持つようにしてくれたら」とこの企画で参加者に伝えたかったメッセージを話していただき、閉会いたしました。

参加者のアンケートには、「話しやすい雰囲気の中で、防災について考えられ、学びになった」と参加してよかったというコメントをたくさんもらいました。