10月22日(土)に、今出川キャンパス良心館104教室にて「経験者に聞こう!国際ボランティアってどんなの?」を開催いたしました。(主催:NICE日本国際ワークキャンプセンター、協力:同志社大学ボランティア支援室)参加者・関係者含め、総勢40名ほどの会となりました。
本企画は、3部構成で実施しました。
第1部では、石辺結さん(同志社大学グローバルコミュニケーション学部2015年卒業生。現在は株式会社クボタで水道管の国内営業を担当)をゲストスピーカーにお迎えし、「学生時代のボランティアが教えてくれたこと」というタイトルでお話しいただきました。
石辺さんは、国内外合わせて3回、NICEのワークキャンプに参加しています。その中でも、初めに行ったモンゴルでは、水がないことが深刻な社会問題になっており、それがとても衝撃的だったそうです。水の整備をすることの重要性を感じ、その経験が現在の仕事に大きく結びついており、活かされているということでした。
その後、ベトナムのスラムで行われている「エコたわしプロジェクト」の現地リーダーであるアンさんに登壇いただきました。アンさんは、NICEの活動を通して、エコたわしを作成することを仕事としておられ、その活動についてお話しいただきました。
第2部では、ボランティア部門とプロジェクト部門に分かれ、NICEのワークキャンプの活動の成果報告が行われました。発表内容は以下の通りです。
【ボランティア部門発表】
・吉田 旺史さん「子ども村で思ったこと」(大分県/子ども村 8/4~8/23/教育分野)
・田中 百音さん「Toraja Heritage Work Camp」(インドネシア/開発・教育・農業分野)
・相澤 遥さん「Kenya,essumba」(ケニア/教育・開発分野)
・井上 毅さん「Kampot Cambodia」(カンボジア/Kampot 9/1~9/13/教育分野)
【プロジェクト部門発表】
・園田 将馬さん「~Change the future for children~」(インドネシア/Tegal Rejo 8/11~8/24/教育分野)
・平川 裕崇さん「~繋げる笑顔の輪~」(長崎県市雲仙 8/17~8/31/教育分野)
・岡島徹さん「〜NEXTのぼさんを作り出す〜」(石川県大土/農業・開発分野)
・市原 千聡さん「Dagan ワークキャンプ~ボランティアの意義と環境問題について~」(マレーシア/Dagan 9/1~9/14/教育・環境分野)
・福井 章夏さん「~次へのステップ~」(島根県伊野 8/29~9/4/教育・環境分野)
・加賀谷 奈津美さん「〜未来の国際人を創る〜」(愛媛県今治市/教育分野)
・田名部 美乃里さん「=地球にやさしいエコヴィレッジに=」(インドネシア/Batu Loceng 9/1~9/8/教育・環境分野)
ボランティア部門では、経験して感じたことを中心に、プロジェクト部門では、各活動のリーダーをやっていた学生が発表し、活動の今後の展望を中心にお話がありました。
第3部では、登壇者と参加者を交えての意見交換会を行いました。登壇者のボランティア活動先によってグループを分け、興味のある分野でのお話ができるようになっていたので、参加者からは「詳しく聞けて、深い話ができました」と感想をもらうことができました。
NICEのワークキャンプに参加すると、自身の育った地域と違う環境に身を置き、その文化に触れることを通して視野が広がり、石辺さんのように一生をかけて取り組みたいことに出会えたり、考え方や行動の仕方にも変化が現れたりすることに気付きました。
同志社大学ボランティア支援室では、NICE日本国際ワークキャンプセンターをはじめ、様々なボランティアの情報を提供しています。また今回のように、ボランティアを経験した先輩にお話を聞く企画を今後も実施する予定です。興味のある方は、ぜひボランティア支援室へお越しください。