９月１日（木）から２日（金）まで、ボランティア支援室学生スタッフARCOの夏合宿を実施いたしました。
今回の合宿では、３年次生から２年次生へ運営を引き継ぎ、秋学期から新体制でスタートするために、プログラムを実施しました。ARCO内の結束を高めることと、意識統一を図ることを目的とし、滋賀県高島市朽木にあるグリーンパーク思い出の森で開催いたしました。
到着後、まずは「ほうれん草ゲーム」を行いました。場の緊張を和らげ、コミュニケーションを取ることで、今後のワークショップを行いやすくする効果を狙ったものです。
初めてこのゲームをする学生もいたので、ルールに戸惑いながらも、学年を分けずにチームを作り、楽しい雰囲気で気持ちを高められる時間となりました
次は、KPT法を使い、春学期の振り返りを行いました。
KPT法とは、Keep・Problem・Tryの頭文字をとったもので、続けること・問題点・次にすることをポストイットを使い、プロジェクトの振り返りをしていくものです。
各班に分かれ、個人で書き出したKPTを班で共有し、全体で共有していくという流れで行われました。
学生スタッフからは「まだ経験が不足している」や「情報共有が不足していた」という意見が多く聞かれ、振り返りを行うとともに、今後やっていきたいことや方向性も見えてくるワークショップとなりました。
そして、３年次生の代表から、ARCOの理念や団体・事業について、パワーポイントを使用した発表がありました。これは、秋学期から新体制になるにあたって、組織全体を確認していくことで、意識統一を図ることを目的に、ARCOの成り立ちから話を聞くことができました。
その後、基幹事業である同志社つながる＠カフェの体制についての提案と意見交換が行われました。
基礎が確認できたところで、「学生をボランティアに繋げるには？」と「秋学期の全体体制について」、グループワークを２つ行いました。ここでは、「自分たちももっと積極的に活動をして行く」「自分が経験したことを学生に伝えて一緒に活動に行ってみる」といった意見が聞かれ、学生をボランティアに繋げるというコーディネーターとしての秋学期からの動きのアイディア出しと、ARCO内の組織体制への意見を交換する場となりました。
それから、夕食後は幹部交代式が行われ、次期幹部の発表と挨拶がありました。現運営の３年次生から２年次生へバトンが渡され、２年次生たちは不安な気持ちも大きい中で、これからARCOを代表していく意気込みをみんなに語りました。話を聞いて、３年次生引退への寂しさを感じつつ、それぞれの今後に思いを馳せる時間になり、ここで１日目のプログラムは終了となりました。
２日目は、「人間ビンゴ」というアイスブレイクからスタートしました。
人間ビンゴは、それぞれが３×３のマスに「運動部に所属していた」「○○が好き」など、団体内のメンバーに当てはまりそうな項目を書き、その自作ビンゴカードをシャッフルして再度配り、ビンゴを埋めていくというものです。
項目には「ARCOラブな人！！」や「運転免許を持っている人」などがあり、相手をより知っていくきっかけになるようなアイスブレイクでした。
次に、秋学期ARCO全体目標を考える時間を設けました。
再度ARCO理念を共有した後、前日春学期振り返りのTryで出ていた意見の集約を共有しました。それを聞いたうえで、「どういう活動をしたいか」「どうなりたいか」を個人で書き出し、グループで共有し、まとめていきました。
その後、前日ARCO内の組織体制について意見交換をし、集約したものが運営から発表されました。その発表を受け、学生たちからどの班に所属したいか希望を取り、班分けを行い、各班のリーダー・副リーダーを決める時間を設けました。
そして、それぞれ団体内の役割を確認したところで、模擬ボラセンを行いました。模擬ボラセンとは、実際にボランティア支援室を訪れる学生に対して、ボランティアコーディネートをする場面を想定し、それぞれの役を演じて、疑似体験をするというものです。
ここでは、３年次生がオブザーバーとして、１・２年次生のコーディネーション力の確認を行いました。
それから、オブザーバーからの採点のもと全員合格となり、３年次生から２年次生・１年次生に向けて、自作のコーディネーター認定証が渡されました。２年次生・１年次生はそれぞれ３年次生から役割を手渡され、緊張と嬉しさを感じ、またこれからの活動について意気込みを再確認できる時間となりました。
これで、全プログラム終了となりました。今回のプログラムは、運営を担当する学生スタッフたち自身で考案したものです。
終了後、学生たちからは「意識の再統一が図れ、全体に活力が生まれた」「秋以降どんな方向へ向かっていくか確認でき、具体的な目標を得られた」などの声が聞かれました。今回で運営を退く３回生も、「今後は自分のできる範囲ではあるが、継続的に関わって行きたい」と言ってくれていました。団体としての雰囲気や統一感もより一層良いものになり、今後の活動に更なる期待が持てると感じました。
秋学期から新体制となるARCOを、これからもよろしくお願いいたします。