July.29.2016

【7/8(金)実施】ボランティアウィーク「ボランティア入門講座~災害ボランティア編・ボランティア支援室見学ツアー~」

セミナー

Date:7.8(金)  
Place:ボランティア資料室

ボランティアウィーク5日目の8日(金)はボランティア支援室主催企画「ボランティア入門講座~災害ボランティア編・ボランティア支援室見学ツアー~」を開催しました。

学生8名が参加のもと災害ボランティア活動を行う前に必要とされる「自分の命を守る(自助)」や、実際に被災した地域で活動する際の注意点、被災した場所から離れた場所で行う事ができる支援について、ボランティア支援室コーディネーターの澤村から説明しました。

募金活動の様子

みなさんは、自分の暮らす地域でどんな災害が発生しやすいか知っていますか? 大規模な災害が発生すると、多くの支援が必要となりボランティア活動が発生します。 今年の4月に発生した「平成28年熊本地震」においても、全国から多くのボランティアが現地に駆けつけ活動を行ったほか、各地で募金活動が行われるなど、被災された方々へ様々な支援が行なわれました。

「災害ボランティア」も「平常時に活動するボランティア」も同じボランティアですが、災害現場でのボランティア活動は、いつも以上に危険や配慮が必要な点があります。

 

まずはじめに、「災害にはどんな種類があるのか?」「災害が発生するメカニズム」について簡単に説明をしました。その上で具体的にどのような支援が必要になるのかを紹介しました。「炊き出し」「避難所運営サポート」「清掃活動」「生活支援」など、支援の種類も期間も多岐にわたります。継続的な支援が必要とされる理由はここにあります。

これを踏まえて、活動する際の注意点や配慮しなくてはいけないことについて、大きく4つに分けて解説しました。活動中の自分の事は「自己完結」が前提になります。また、自分の体調管理や怪我防止、日常の生活と現地での活動の調整も「自己責任」になります。さらに被災地や被災された方にはその地域や各人の文化や生活があります。それらを理解し寄りそう気持ちをもつ「被災地・被災者理解」の考え方も大切です。

マッチング
最後に、多くの方々がそれぞれの思いを持って支援活動に取り組まれています。また、様々な思いや考えを持っている方々が、ひとつの目標に向かって自分のできる範囲の中で支援活動を行うので、そこには「多様性」が生まれてきます。その多様性をしっかりと受け止め、良好な関係性を保ちながら支援を行っていく必要がある事を説明しました。

 

 

ボランティア支援室はこれからも継続的に災害支援活動に取り組んでいきます。ぜひ興味関心のある方はボランティア支援室にお越しください。