７月５日（火）、今出川校地で開催されたボランティアウィークの２日目は、V-NET主催企画「未来に繋げよう！！V-NET合同防災企画　～熊本地震から３か月経った今～」を開催しました。

企画を主催したV-NETとは、各キャンパスのボランティアサークルで作っているネットワークのことです。今回は、V-NET加盟サークルより「各サークルの熊本地震に関わる活動報告を聞きたい！」という希望のもと、活動報告会とこれからの防災について、ワークショップが行われました。

まずは、ASUVID今出川より活動報告を行いました。ASUVID今出川は、10名が熊本地震ボランティアへ行きました。活動内容は、炊き出し・避難所運営・清掃・物資配給・家財出し・がれき分別・子どもたちの遊び相手などです。

報告をしてくれたASUVID今出川の代表大野さんから「ボランティアの手を借りたくないという方もいらっしゃって、もやもやした気持ちを抱えることもあった。しかし、一方でボランティアに来た私たちを見るだけ泣いてくださったり、子どもがわっと近寄ってきてくれたり、帰る際も泣いてくれたり。それだけで行く意味があったのではないかと思った。」と締めくくられました。

次に、ボランティア支援室学生スタッフARCOより活動報告を行いました。学内でのさまざまな学生が参加してくれた約１ヶ月間に渡る募金活動と、ボランティア支援室へ応募してくれた学生が行った熊本での災害ボランティアセンター運営の活動について、お話をしてくれました。

「実際現地に行くことで、現状を知れたし意識の向上にもなった。また同じ志を持つ人たちと出会えた」と語ってくれました。募金活動でも、集めたお金を送金するだけではなく、学生への周知ができたことが今後にも繋げられると話してくれ、現地と離れた土地での意識の違いが大きいことや、ボランティアのためのボランティアが今後もっと必要だと、今回感じた課題を提言してくれました。

その後、体験談を個別に聞く時間を持ってから、『未来ワーク』を行い、自分たちの防災の意識について振り返ったうえで、『災害時の豆知識』や『今からできる防災』について、みんなで考える時間を持ち、シェアをしました。

なかなか身近に感じられていないと防災の意識を持つことは難しいけれど、その中で何をしていけるのか、それぞれに考える時間をもつことのできる企画でした。

V-NET主催企画は今後も開催していく予定です。不定期の開催となりますが、ぜひご参加ください。