2016年7月2日(土)
今出川キャンパスの良心館地下2教室にて、「同志社大学ボランティア支援室開設記念シンポジウム」を開催しました。
このシンポジウムには、全国の大学関係者や学生、地元地域の民間団体の方々など、約120名の方にご参加いただきました。 4月に開設したボランティア支援室を全国・地域の方々に知っていただく絶好の機会となりました。
ボランティア支援室長の上田先生が開会の挨拶を行いシンポジウムがスタートしました。
ボランティア支援室紹介ではボランティアコーディネーターの澤村隆太から本学のボランティア支援室の様子や特徴、学生・地域に対して、今後行っていきたい支援について紹介させていただきました。
基調講演をいただいた『特定非営利活動法人ユースビジョン』代表の赤澤清孝氏からは、「大学ボランティアセンター開設における可能性について」と題した講演をいただきました。全国の大学ボランティアセンターの現状や地域の方が学生に期待している事、地域の現状とボランティア支援室の今後の展望などについてお話いただいたあと、「同志社大学らしい視点を持ったボランティア支援室になることを期待している」とのエールをいただきました。
その後、学生による事例報告として、『ボランティア支援室学生スタッフARCO』、今出川、京田辺の各校地に設置した学生団体による『ボランティアネットワーク(通称V-NET)』及びGW期間中に行った『熊本地震現地活動ボランティア』について、それぞれの活動報告と、これからの展望について5名の学生に語ってもらいました。
各学生が、4月の開設からわずか3ヶ月ほどの期間に行なった多くの活動を、それぞれの立場で報告し、今後ボランティア支援室として、しっかりと支援していきたいと思った報告でした。
そして、シンポジウム後半では、基調講演いただいた赤澤氏、『京都府山城NPOパートナーシップセンター』の寺村安道氏、事例報告をした学生から2名、ボランティア支援室の澤村をパネリスト、ボランティア支援委員会委員の関谷直人神学部教授をファシリテーターとしてパネルディスカッションを行いました。
各々の視点からボランティア支援室に期待する事、学生の成長支援や新たに開設した組織としての課題、今後の展望など幅広い議論を展開しました。大学の中にボランティア支援室を設置し、学生がボランティア活動を行う意義を再認識した時間となりました。
今回のシンポジウムでは学生スタッフやV-NET所属の学生が当日の司会進行や受付、誘導等の運営サポートをしてくれました。今後も学生と共に同志社大学のボランティア活動を盛り上げていきたいと思います。
参加者の方からは「実際の学生の取り組みや現状が聞けて、大変参考になりました」とのご意見も多数いただき、これから本学学生・教職員はもとより、他大学や地域の方々と連携を深めていくきっかけとなるボランティア支援室のスタートとなりました。
これからも、より多くの皆様にご関心を寄せていただければ幸いです。
なお、このシンポジウムの様子は、動画撮影を行い、YouTubeにアップロードしています。ぜひご覧ください。
前半
https://www.youtube.com/watch?v=boFAyl2QstU
後半
https://www.youtube.com/watch?v=WiK48SpQ0rs