文通を通して異世代間交流の機会として実施している「エールプロジェクト」にて、今年度はお手紙交換に加えて、地域の活動に参加して交流を行う取り組みを実施しました。
同プロジェクトでお世話になっている待賢学区、聚楽学区、中立学区にて、それぞれ地域活動に学生が参加しました。以下、活動の詳細をご報告いたします。
<待賢学区 ベビーキッズ用品交換会>
2023年9月23日(土・祝)に元待賢小学校にて行われた「ベビーキッズ用品交換会」に2名の学生が参加しました。
本交換会では、主に乳幼児を子育てされている方や妊娠中の方を対象に、使わなくなったけど、まだ使えるもの(服やおもちゃなど)を持ち込み、欲しいものに出会えたら持ち帰ることができる場で、待賢学区の民生児童委員会が定期的に開催されています。
当日は、会の準備としてサイズや種類ごとに服を並べていき、始まった後も次々と持ち込まれる服を並べていきました。また、もう1名はおもちゃコーナーで遊んでいる子どもの遊び相手や見守りを担当しました。
最後には同日に開催されている交流カフェにてお茶をいただきながら、学区のお話について民生児童委員の原会長よりお話を伺いました。
<聚楽学区 聚楽区民のつどい>
2023年11月5日(日)に元聚楽小学校にて行われた「聚楽区民のつどい」に2名の学生が参加しました。
区民のつどいでは、模擬店ブースやゲームコーナー、またステージでは吹奏楽部の演奏やジャグリングのショーなどがあり、子どもから高齢の方までたくさんの方が来場されていました。
当日は模擬店ブースの1つである綿菓子コーナーと、お抹茶を楽しむ御茶席のコーナーをそれぞれ担当しました。
参加した学生は、各コーナーを担当されている地域の方と交流しながら、来客対応を行いました。また、休憩時間には御茶席コーナーにて、お抹茶点てを体験させてもらい、自身が点てたお抹茶をいただくことができました。季節外れの夏空の下、地域のお祭りを楽しむ機会となりました。
<中立学区 中立学区立売>
2023年11月26日(日)に新町小学校にて行われた「立売(たちうり)」の活動に、1名の学生が参加しました。
「立売」とは、店を構えずに立ちながら販売を行っていたことから、上立売通、中立売通、下立売通の名前の由来にもなったといわれています。この「立売」にならい、近郊で取れた農林水産物等を販売し、地域コミュニティの活性化や地産地消、エシカル消費など身近な消費活動について考える機会を創出できればと考え、実施されています。
当日は、京北町で取れた野菜販売のお手伝いを行いました。販売開始と同時に、多くの地域の方が来られ、各々にお目当てのお野菜を購入されていました。また、野菜販売のブースからさらに奥に行くと、鯖寿司やジビエカレー、納豆などを販売されているコーナーもあり、鯖寿司を目当てに買いに来ている方もいらっしゃいました。
販売に携わっている方は地域の役員の方もおり、近所同士でも普段は会う機会がない人との交流があり、「久しぶり!」「〇〇さんお元気?」と声を掛け合う様子がみられました。
以上、各学区にて取り組まれている活動に、今回初めて学生がお邪魔しましたが、それぞれの学区の雰囲気を感じる機会になり、また、実際に地域の方と交流をすることができました。
今回の活動をきっかけに、地域での活動にまた参加したり、他のボランティア活動に参加したり、これからの自主活動の後押しとなれば幸いです。
「エールプロジェクト」のお手紙交換は2月頃を終了予定としており、3月には参加者同士の合同振り返り会を予定しています。お手紙交換と実際の活動の体験を踏まえ、どのような感想を持つのか、しっかり振り返りたいと思います。