2023年11月23日(木・祝)に、[体験ボランティアプログラム第18弾]和束のお茶を守ろう!茶畑ボランティアを実施しました。
体験ボランティアプログラムとは、
・ボランティアに興味はあるけど参加するきっかけがない
・一歩を踏み出すのに勇気がいる
・何から始めればいいかわからない
といった学生を対象に実施する、ボランティア支援室主催のプログラムです。
今年度3回目となる和束町での活動は、前々回のリピーター学生2人を含めて8名の学生が参加しました。
当日の午前中は、まずほっこりサークルの所属する茶人との交流時間を設け、お話を伺いました。事前オリエンテーションの際に茶人に聞きたい質問を考えており、お茶農家になったきっかけやお茶の魅力に関することのみならず、「大切にしている考え方や人生のモットーとは何か」「あなたにとってお茶とは?」といった茶人ご本人に関する質問も多くあがりました。また、参加者の中には、将来お茶農家を希望する学生がおり、茶畑の経営に関して、踏み込んだ質問もありました。
交流の時間の最後には、煎茶とかぶせ茶をいただき、初めて口にした味に感動する感想が寄せられました。
昼食を挟み、午後は2グループにわかれて、それぞれの茶農家さんの畑で活動を行いました。
1グループ目は、お茶の苗木に藁を敷く作業を行いました。この藁は、土の乾燥や雑草などを防ぐために役立つもので、藁の向きや置き方に注意しながら敷いていきました。作業中には茶農家と会話が弾んでおり、参加学生から積極的に質問を投げかけている様子もありました。
2グループ目は、機械を使ってお茶狩りを行いました。また2グループ目の茶農家では、海外インターン生を受け入れられており、当日はアメリカとデンマークの2名のインターン生と一緒に活動をしました。海外インターン生がなぜ参加しているのか、日本茶に対する想いなど、英語での会話を楽しむ様子がありました。
活動後は午前中の場所へ戻り、振り返りを行いました。
参加学生からは
「お茶の種類にもよるが収穫した茶葉の5分の1程度しか商品として売り出すことができないということを聞き、驚いたのと同時に幾重もの時間や手間のかかる作業を経た上で私たち消費者に茶葉を提供してくださる茶農家さんに感謝を感じました。また、あまり「働く」ということに対して楽しさなどのプラスのイメージがなかったので、楽しみながらいきいきと作業する姿が新鮮でした。」
「ボランティアに参加すると日常では関わらない方たち(ボランティアを受け入れてくださる人も一緒に参加する人も)と交流でき、自分にはない価値観や考え方と出会えることがボランティアの1つの魅力だと感じました。」
「2回目の参加でしたが、今回の活動は前回と違い、常にやる事があるわけではなかったので、その分、自分は次何ができるのかや、どう準備すれば効率よく作業が進められるかなどを自分で考えながらの活動でした。そこが難しくもあり、楽しくもあり印象的に残りました。また、インターンの方と英語で交流したことも非常に貴重な経験でした。」
といった声がありました。活動時間としては3時間ほどの短い時間ではありましたが、どちらのグループも茶農家さんとの交流が盛んで、会話をしながら楽しく活動ができたようです。
ボランティアに対するハードルが下がったという声も寄せられ、今回をきっかけに今後のボランティア活動への参加の後押しとなっていればいいなと思います。