7月15日(日)~16日(月・祝)にかけて、ボランティア支援室で募集した学生51名が「祗園祭ごみゼロ大作戦!」に参加しました。
祗園祭は、国内外から多くの来場者が訪れ優美な雰囲気を醸し出している反面、その裏で排出されるごみは年々増え続けています。そこで、美しい祗園祭をつくる会をはじめとする複数の団体が実行委員会を結成し、「祗園祭ごみゼロ大作戦!」と名付けた活動を2014年から始めました。「祗園祭ごみゼロ大作戦!」では、散乱ごみの回収と併せて、夜店や屋台で使用する使い捨て食器をリユース食器に切り替える活動を展開しています。
当日ボランティアスタッフとして参加した同志社大学の学生は、リユース食器の配布、エコステーションの運営、拾い歩き回収、拠点運営といった活動を行いました。
リユース食器の配布の活動では、屋台の方々に使い捨て容器の代わりにリユース食器をお渡しし、使用していただくように声を掛けていきました。また、リユース食器の回収にご協力いただけるよう、お客さんに対する声掛けの協力もお願いしました。
エコステーションの運営活動では、リユース食器の回収とごみの分別回収ナビゲーションを行いました。学生ボランティアはごみの分別のナビゲーションを行いますが、お客さんの代わりにごみを捨てることはしません。これは、ごみを捨てていただく際にお客さん自身に分別していただくことで、普段からごみの分別や回収の意識を持ってもらいたいとの思いに基づいています。
また、今年は西日本豪雨被害への募金活動を同時に行いました。祇園祭はもともと災害などが日本を相次いで襲った時代に、全国の平安を願って行われたことが起源とされているため、その精神に基づいて活動を行いました。
拾い歩き回収活動では、歩きながら道に散乱したごみを拾います。ごみが落ちていると、「自分も捨てていいだろう」とどんどん道にごみが捨てられていくことになりますが、拾い歩きを行い、常にきれいな状態を保つことで、これを防ぐことにつなげています。
拠点運営活動では、ボランティアスタッフの受付や、資材管理、リユース食器の梱包を行いました。ボランティアスタッフが円滑に活動できるよう、運営側のお手伝いをしました。
活動後は、7/17(火)に今出川校地良心館406教室で、7/18(水)には京田辺校地成心館204会議室にて、活動の振り返り会を行い、計12名が参加しました。
参加者からは「暑くてとても大変だったけど、多くの人と触れ合うことができ、ごみの分別に協力できたのでよかった」「訪れてくれた方がありがとうと言ってくれたことや、募金をしてくれた方も多くいたのでやりがいを感じた」などの声が聞かれました。また、「来年はボランティアリーダーとして参加してみたい」「自分自身も、日常からごみの分別を心がける」といった声が挙がるなど、意欲を見せてくれていました。
毎年行われている「祗園祭ごみゼロ大作戦!」には、来年もボランティア支援室で参加する予定です。今年参加できなかった人も、ぜひ来年ご参加ください!