2月14日(水)~15(木)、田舎の生活を体験!宿泊型スタディツアーin和束町(第1クール)を実施しました。
今回は、和束町の地域活性化の取り組みのひとつとして、一般財団法人 和束町活性化センターが行なっている野農業生活体験(民泊)に、無料モニターとして、本学学生9名が参加しました。
1日目(2月14日)
まず最初のプログラムとして、石寺の茶畑景観散策を行ないました。実際の茶畑を目にした瞬間、学生からは「ワッ」という歓声が上がり、綺麗な景観に感動した様子でした。地域おこし協力隊の増田さんから、お茶のつくり方や収穫の方法、お茶の種類などについてお話があり、学生は熱心に説明に耳を傾けていました。
その後、場所をてらす和豆香にうつし、和束町雇用促進協議会の木村さんから、「生涯学習のまちづくりとは」と題して、和束町の活性化の取り組みについてご紹介をいただきました。
また、おぶぶ茶苑の茶農家・喜多さんからはお茶の淹れ方についてレクチャーを受け、学生たちも実際に挑戦。
おいしいお茶を淹れることができました!
夕方からはグリンティ和束にて、「入村式」を行ないました。
学生たちは今日からお世話になる受入家庭とここでご対面となりました。
学生代表挨拶では、廣野くんから「以前も和束町で民泊をして、その時も非常に貴重な経験をさせていただいたので、今回もとても楽しみにしています」とのコメントがありました。
その後、学生たちは各受入先へ。ここからはそれぞれのご家庭での時間を過ごします。
2日目(2月15日)
朝、グリンティ和束にて再会し、「離村式」をおこない、その後、受入家庭のみなさんとともに今回の民泊体験について意見交換をおこないました。
学生からは、
「お茶畑や茶刈り機を見せてもらったり、お茶の飲み比べをさせてもらったりして、お茶についての知識が増えた」
「和束の暮らしがわかった。外から眺めるだけではわからないことがあると気付いた」
「薪で火をつけてお風呂のお湯を沸かしたり、普段の生活ではできない経験ができた」
「都会と田舎で生活が全然違うことがわかった」
「自分の地元について考える機会になった」といった意見が出ました。
「和束に住んでいる人は、色々な思いを持っている。和束はたしかに衰退してはいるが、住んでいる人からすると、この暮らしが普通のこと。和束の人とのかかわりを、助ける/助けられるという構図で捉えることはしないでほしい」といった受入家庭の方からのお話が印象的でした。
その後のふりかえりでは、和束と自分の地元との違い、和束の課題と学生にできる取り組み、和束をより魅力的な町にするアイデアなどについて話し合いました。
プログラム終了後は、地域おこし協力隊の増田さんからの依頼により、新しく作成される和束町のサイクリングマップに記載されているコースを実際に走行し、わかりにくい箇所について意見を言う、という活動を行ないました。
サイクリングで和束の景観を楽しみつつも、戻ってきてからは改善点を的確に伝えることができ、最後までしっかりと活動することができました。
プログラムに参加した学生からは、
「お茶に関する知識だけでなく、和束の抱える複雑な現状・問題、田舎と都会について考えるきっかけとなった」
「受け入れ家庭の方に、本当の家族のように接していただいて、また新しく訪れる場所ができた」
といった感想がありました。
ボランティア支援室では、継続的に和束町でのプログラムを実施していく予定ですので、興味のある方はぜひご参加ください。
プログラムの詳細は、決定次第、ホームページ上でお知らせします。