8月29日(火)~30日(水)、尼崎市立美方高原自然の家 とちのき村 にて、ボランティア支援室学生スタッフARCOの夏合宿を行い、1~4年次生メンバー計18名が参加しました。
合宿は、学生スタッフとしてのスキルアップやチームビルディングを目的として、年に2回程度実施しています。プログラムの内容は毎回異なり、自分たちにとって得るものの多い研修となるよう、「今、自分たちの課題は何か?」「新学期に向けてどのような組織を目指すべきか?」などの視点から、運営メンバーが中心に企画しています。今回は、以下のような流れで行われました。
1日目
・ボランティア支援室からのお話「ボランティア支援室ARCOの歩み」
大学ボランティアセンターの機能、ARCO誕生の経緯を学び、あらためて学生スタッフの役割について考え直す時間となりました。
・ワーク①全体・企画ふりかえり
春学期におけるARCO全体の活動に対して、「良かった点」「悪かった点」をまずは個人で考え、最後にグループ内で共有し、意見交換を行いました。
その後、春学期におけるプログラムの企画・実施に対して、「よかった点」「悪かった点」をまずは個人で考え、最後にグループ内で共有し、意見交換を行いました。
・ワーク②秋学期目標設定
「秋学期にやりたいこと」を個人でアイデアを出し、グループ内共有のあと全体で発表を行いました。
その後、秋の目標設定として、グループ内で話し合いをして模造紙にまとめた後に、ワールドカフェ形式で、他グループで出た意見を見てまわりました。
先輩メンバーから新メンバーに対して、「目的」と「目標」の違い、「参加」ではなく「参画」を意識することなどについて、小講義がありました。
今回のワークで出た秋学期の目標は、後日運営メンバーで意見を集約してBOXに貼り出すことになりました。最後に、全体にむけて個人目標を1人ずつ発表し、1日目のワークは終了しました。
・先輩企画
夕食後、夜のおたのしみ(?)企画である「先輩企画」が行われました。ARCO初代代表・現在は社会人として活躍中の畑佑樹さんにゲストとしてお越しいただき、大学時代ご自身が経験されたボランティア活動や、ARCO始動当時の苦悩についての貴重なお話があり、後輩に向けて「いきなりステップアップすることは難しいが、すべての活動や経験の積み重ねが最終的には大きな結果に繋がっていく。今みんながしていることひとつひとつを大切にしてください」というメッセージが送られました。
2日目
・アイスブレイク
初めて新メンバーが中心となり、アイスブレイク「単語あてゲーム」の企画・進行を務めました。アイスブレイク自体は大変盛り上がりましたが、新メンバーたちは今回初めてアイスブレイクを担当し、場づくりの難しさを実感したようです。
・ワーク③ボランティアコーディネーションについて学ぼう!
「ボランティアコーディネーションの理解」をテーマに、「ボランティアコーディネーション力検定」の第1回過去問題(WEB上に上がっているもの)に、メンバー全員で挑戦しました。なかには合格ラインに到達した先輩メンバーも(さすが!)。ぜひ本物の試験にも挑戦してほしいです。
その後は「ボランティアコーディネーション力検定」のテキストに基づいて、試験範囲の項目について解説があり、特に新メンバーたちにとっては初めて知ることが多かったようで、真剣に話に耳を傾けている姿が印象的でした。
・ワーク④模擬ボラ
最後のプログラムとして、学生役、コーディネーター役、オブザーバー役に分かれて模擬ボラを行いました。初めに先輩メンバーからコーディネーションを行う手順やその際の注意点などについて説明がありました。新メンバーにとってはほぼ初めてのコーディネーションとなったため、「難しい」という感想が多かったです。先輩からは「表情や声のトーンに注意する」「学生のタイプにあわせてアプローチを変える」「目線を合わせる」「明るい雰囲気で!」などといった具体的なアドバイスもありました。
2日間の合宿を通して、参加した学生からは
「ARCOの歴史・理念を再確認できた」
「ボランティアに関する知識を得ることができた」
「秋学期に向けて、自分のスキルをもっと上げないといけないと思った」
「メンバー同士の仲が深まった」
といった感想が寄せられました。
今回の合宿での学びを活かし、学生スタッフたちが秋学期からの活動でどのように成長した姿を見せてくれるのか、楽しみにしています!