5月13日(土)~14日(日)、[体験ボランティアプログラム第2弾]和束のお茶を守ろう!茶畑ボランティアを実施しました。
体験ボランティアプログラムとは、
・ボランティアに興味はあるけど参加するきっかけがない
・一歩を踏み出すのに勇気がいる
・何から始めればいいかわからない
といった学生を対象に実施する、ボランティア支援室主催のプログラムです。
3月に第1弾を開催し、続く今回の第2弾はちょうどお茶の収穫時期にお茶摘みをお手伝いするプログラムを含んだ内容での実施となりました。
初日の朝は、あいにくのお天気。強い風雨のため、ビニールハウス内での整備作業を行いました。
お世話になったのは、和束町活性化センターの岡田さんで、無農薬にこだわり、和束町から新たな農業の創生をめざして活動されています。
グリーンファーム開園に向けた整備作業のために、耕運機を使って土を掘り起こし石を取り除きます。
約2時間、機械担当と交代しながら一生懸命行いました。作業の途中、可愛らしい蛙が迷い込んできたので、救出し田んぼへと連れていくという一幕も。
「農業と人を育てることは似ているんだよ」と、岡田さんからお話をいただきました。
多くの時間と手間ひま、そして愛情をたくさん注いで育てていくことは、農作物も人間も同じということだそうです。実際に作業を体験した学生たちも、農業の厳しさや難しさ、そして喜びの実感へとつながったようでした。
天候も少し回復し、いよいよ茶畑へと入りました。こちらの茶畑は、地域おこし協力隊の増田さんがまちおこしと観光用にこれから活用される予定の畑です。間近に茶畑やその急斜面を感じながら除草作業を行いました。
夜は、宿泊した体験交流センターにて国際ボランティアNGO・NICEさんと一緒になり、楽しい夕食の時間を共有させていただき、ボランティア同士の交流も生まれました。夜の交流会には、前回もお世話になったお茶農家の植田さん(「和茶園」代表)と、ほっこりサークルの田中さん、地域おこし協力隊の増田さんが駆けつけてくださりました。 交流会が終わる頃には、参加した学生のニックネームを覚えてくださるまでに親しくしていただける関係となりました。
そして迎えた2日目。からっと晴れた青空の下で、植田さんの茶畑にて新茶の収穫のお手伝いをさせていただきました。
目標の1キロには届かず残念でしたが、みんな熱心に作業をしていました。
午後からは、ほっこりサークルさん主催の「茶源郷 和茶“満喫”
お茶摘み・景観散策・お茶の産地当てゲームなど、和束町の魅力が詰め込まれたこのイベントには、全国から48名の参加がありました。
イベント当日の様子はこちらから(ほっこりサークルさんのホームページへ飛びます)→https://hokkori.jimdo.com/2017/05/25/colledge-volunteer20170514/
まずは一般参加者のみなさんが摘まれたお茶を和束茶カフェへと運びます。
運ばれたお茶は、天ぷらにして振舞われました。
また、和束茶カフェにて、茶香服(ちゃかぶき)というお茶の産地を当てるゲームのサポートを行いました。
ここでは「配手(はいしゅ)」といって、参加者にお茶を配ったり、回収したりの作業や戻ってきたお湯のみを洗うという役割でお手伝いしました。
その後、参加者のみなさんと一緒に工場見学をさせていただき、学生にとっては単にボランティアとして関わるだけではなくお茶の製造過程を知る機会になったようです。
身近な飲み物であるお茶ですが、いろいろな工程を経てつくられている現場を目の当たりにでき本当に貴重な機会でした。
こうして2日間のプログラムが終了し、最後に全員で振り返りをおこない、活動を締めくくりました。
後日大学で行った振り返りでは、プログラムに参加した学生からは「ボランティアをするだけでなく、お茶の勉強をしたり、様々な人と交流できて良かった」「お茶を中心に、和束の魅力を身体とこころで感じることができた。」といった感想が寄せられました。
今回は当初の予定より少ない人数でのプログラム開催となりましたが、だからこその良さもあり、新たな関係の構築もでき、結果的には学生にとって多くの学びがあり、満足度の高いものになったようです。
和束町での体験ボランティアは、今後も継続して実施することを予定しており、現在ボランティア支援室では第3弾のプログラムを検討中です。 詳細が決まり次第、本ホームページ上でお知らせしますので、興味のある方はぜひ参加をお待ちしています!