August.21.2019

第16回同志社つながる@カフェ 活動報告

arco

皆様、学生ブログにおこしやす。このブログとの「一期一会」をぜひ楽しんでいただきたいと思います。後れ馳せながらARCOのゆきかげです。

今回は、2019年7月8日に実施した第16回同志社つながる@カフェ『職人に聞く!京菓子の魅力〜地域に根付く京菓子文化〜』についてご報告します。

同志社つながる@カフェとは、様々な分野で活躍されている地域の方をゲストにお迎えし、学生と情報、意見の交換を行うことで、学生が地域に興味関心をもつことを目標として行われているARCOの基幹事業です!今回は「京菓子」をテーマとし、学生が京菓子について知ることで、京菓子文化だけでなく京都の地域性も知ってほしいという一心で企画しました。 

IMG_1892

 ゲストに京菓子司:亀廣脇の職人である口脇治さんをお招きして、京菓子についての講演をしていただきました。講演では知られざる日本のお菓子の歴史や意外と短い京菓子の歴史、公家や武家などの所謂上流階級の菓子文化や京都の暮らしに根付く庶民の京菓子文化などについて知ることができました。僕は、五感を満たすために創意工夫がなされてきたという点に、京菓子らしい雅さを感じました。また口脇さん曰く、1人ではなく、なるべく多くの人とシェアしながら食べて、みんなで時間と空間を共有することで、毎日を豊かにしてくれる「一期一会」の場を提供するのも京菓子の役割だということでした。皆さんもぜひ一度、京菓子に「一期一会」の場を求めてみてはいかがでしょうか。

また講演後には京菓子作り体験の場を設けていただきました。卵白に砂糖を溶かして着色したものを白いお煎餅に塗るだけの聞くだけだと簡単な作業ですが、砂糖を綺麗にのばすことが思いの外難しく感じられました。下の写真を見ていただくとわかると思いますが、完成したお煎餅に楊枝をさすと綺麗な団扇になりました!食べるのは勿体無かったのですが、皆さん美味しそうに頬張っておられました。

IMG_1890IMG_1902

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講演と体験後のグループトークでは、講演や体験を通して京菓子について感じたことや気になったことを話し合ってもらいました。話し合いででた感想や質問を聞くと、今まで知らなかった京菓子文化や、地域に根付いて受け継がれてきた京菓子文化の伝統的側面に対する理解が深まったと感じました。ただ、「口脇さんの好きなお菓子は何か」という質問に対する口脇さんの答えが「シュークリーム」ということには一本取られました。

また今回の@カフェを通して、参加してくれた学生の皆さんに同志社大学のある上京区の京菓子屋さんに行ってもらいたいという思いで、ARCO特製の京菓子マップを用いて大学近くの京菓子屋さんや京菓子資料館を紹介し、新しい「一期一会」の場を提供することが出来ました。

IMG_1891

さて、次回の@カフェは10月の開催を予定しております。テーマは「伝統工芸」です。ぜひ、次回の@カフェでの皆様との「一期一会」を楽しみにしています。それでは、時代祭の行列の足音が爽籟と共に京都の町を幽玄たらしめる頃に。御機嫌よう。

 

以上、ゆきかげでした!