July.14.2017

【7/12(水)実施】第8回同志社つながる@カフェ「子どもの貧困を考える~子ども食堂の事例から~」

交流カフェ

第8回同志社つながる@カフェ「子どもの貧困を考える~子ども食堂の事例から~」

Date:7.12(水)  
Place:今出川キャンパス寒梅館地下A会議室

712日(水)、今出川キャンパス寒梅館地下A会議室にて、第8回同志社つながる@カフェ「子どもの貧困を考える~子ども食堂の事例から~」を開催しました。

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同志社つながる@カフェは、地域と学生の出会いの場を創出することをコンセプトに、地域で活動する様々な方々と出会い、気軽に情報交換のできる場として、上京区役所、上京区社会福祉協議会の協力のもと、企画しています。

 

8回である今回は、「子どもの貧困を考える~子ども食堂の事例から~」をテーマに、仙田富久さん(上京区地域福祉委員会)と山﨑亮太さん(魔法にかかったロバ副代表、社会学部社会福祉学科二年次生)をゲストにお迎えしました。

 

 はじめに、仙田さんより「子どもの貧困・子どもの暮らしを考える~子ども食堂を糸口に~」と題し、子ども・ボランティア・子ども食堂というものの概念のお話や、社会の環境や状況の変化、また社会保障の役割や相対的貧困率のことなどについて、お話をしていただきました。

学生たちは漠然とか知らなかったことについて、現状や課題など詳しく知り、理解できた様子でした。

 

次に、山﨑さんより魔法にかかったロバで行っている子ども食堂について、実践報告をしていただきました。魔法にかかったロバという場所のことや、始めようと思ったきっかけ、活動内容や課題など、等身大の話をしてくれました。

 

その後、4~5名ほどに分かれ、グループワークを行いました。講演と活動紹介を聞いた感想の共有と、自分たちはどのように関わることができるかということを話し合いました。グループワークでは活発な意見交換がなされ、「貧困を普段意識することが少なかったことに気付いた」「自分の周りではあまり貧困を感じたことがないが、見えにくいだけではないか?」といった気付きや、「子ども食堂に行かせることで、貧困だと見られて通わせづらいのではないか?」「本当に課題をもった子どもに提供できているのか?」といった疑問が生まれました。

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全体共有では、「子どもに直接広報をし、子ども自身が子ども食堂に来たいと言ってもらえるようにすることで来やすくなるのではないか」や「“共生食堂”のイメージを強く押し出し、誰でも来られるような子ども食堂にした方が良い」「課題の見える化をし、協力者を募っていってはどうか」などの意見が出ました。

 最後、ゲストの方々より、子ども食堂や地域活動への参加をより活発に行ってほしいという学生へのメッセージをいただき、閉会しました。

参加者のアンケートでは、「子ども食堂について詳しく知れた」「子ども食堂のスタッフとして関わってみたい」といった感想や、「グループワークの時間が足りなかった」といった議論できる時間を惜しむ感想もありました。

同志社つながる@カフェは、これからも定期的に実施していく予定ですので、ぜひご参加ください。