June.19.2017

【6/11(日)実施】同志社大学のボランティアサークル「そら」が週末活動を行いました。

ボランティア体験

Date:6.11(日)  
Place:

6月11日(日)、同志社大学のボランティアサークル「そら」のメンバー20人が週末活動を行いました。

 そらは同志社大学のボランティアサークルの1つで、同志社大学、同志社女子大学に限らず、佛教大学、龍谷大学などの学生も所属しています。精華町に住む障がいをもつ子どもたちと、調理・工作・外出などの活動を企画、運営しています。障がいを持つ子どもたちは、ものの捉え方・感じ方が人それぞれであり、その多様性に触れて新しい発見や面白さを感じることができるのが活動の魅力の1つです。

 今回は地域の施設を利用し、午前中にカレー作りをし、午後からは「からだをうごかそう」と題して玉入れやダンスなどをして運動しました。参加したのは地域の支援学校に通う小学校3年生~高校3年生です。合計20人の参加でした。

 P6110060子どもたちが見ながら作った調理の手順表は、そらの学生が手作りしたものです。出来るだけ手順を少なくして、手順表に書かれた言葉に関しても簡潔で分かりやすい表現になるよう、配慮して作っています。カレーなどの煮込む時間が必要な調理には、タイマーの写真を入れるなど、視覚的に分かるような工夫をしています。

 

 

 

 

DSCN4423 字の理解が難しい子どもに対しては、右の写真のように、工程一つ一つに注目してもらえるような手順表を使っています。

 

 

 

 

 

 

 DSCN4399P6110030 小学生は学生が補助しながら作業を進めることが多い一方で、手慣れた高校生たちは1人で作業を進めていました。玉ねぎを切るときに目が染みて涙が出てくるのはみんな同じです。

 午後からは、施設内の広い場所を使って玉入れやダンスなどの運動をしました。

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普段なら学生が子どもたちの前で踊って見本をすることが多いのですが、この日はダンスが好きな子が多く、「みんなの前で踊りたい!」という子が多くいました。『妖怪ウォッチ』、嵐の『GUTS』などを上手に踊って見せてくれました。その日の終わりに、子どもたちの感想を聞くと、「嵐のダンスができて良かった。」、「カレーがおいしくできた。」など楽しかった様子が伺えました。

 

 活動後は、学生と施設の職員の方を交えて総括をしました。総括は、子どもについての情報共有をして、次の活動でどのようなかかわり方をしていくことがよいのか、ということや、調理や工作が苦手な子どもにどういった環境を整えれば参加しやすくなるのかを考えたり、またその日の活動のプログラムに関しての反省点を話し合うものです。この日は、「体温調整が苦手な子どものために保冷剤などの体を冷やすものを準備する。」ことなどが話題に上がっていました。

また、この日の活動には子どもたちの担任の先生方にも参加していただいたため、学校での子どもたちの様子や子どもたちの示すサインの仕方(例えば、この日参加した子どもたちの中には、「はい」という返事を手を突き上げる動きをして、「いいえ」の返事の時は手を振る動きをして示してくれる子どもがいました)を教えていただきました。担任の先生方に普段の子どもたちの様子を教えていただける貴重な機会になりました。

 

そらでは、活動に参加してくれる学生を年間を通じて募集しています。活動参加の強制はありません。いつでも、参加したいときに来てください。子どもたちも様々な大学生のお兄さんお姉さんと触れ合えることを楽しみにしています。障がいを持つ子どもたちが、色々な方法で伝えてくれるメッセージを汲みとり、通じ合えたとき、活動の運営をする側になり、自分の企画した活動で子どもたちが喜ぶ笑顔が見られたときなどに、喜びややりがいを感じられます。子どもたちと様々な経験をして、活動を通して自分たちも一緒に成長しましょう。

連絡先…法学部3年次生 神谷昇吾 bjp0191@mail2.doshisha.ac.jp
※活動内容、子どもたちの様子などの質問大歓迎です。

活動の様子はこちらから…http://npo-sora.cocolog-nifty.com